さして何もない平穏な日々。
久々に猫達と休日の昼間。
何時もは何処か暗い静かな所を探して ぐっすり寝ている彼女達も、
私達の側で一緒に過ごしてくれました。
妻殿が洗濯物を干したり、
掃除機をかけたり、アイロンがけをしてる間も、
後をノコノコ付いて回ります。
掃除しても掃除しても どんどん汚してくれるんですが、
仕方がないですね。
寒くなると窓を閉め切ってしまうので、
妹のアグリは、この場所が唯一の外界との接触場所です。
この居心地の悪い所で、結構な時間を過ごします。
本当は外に飛び出して、
鳥や虫や 小さな動物と遊びたいんでしょうね。
因みに 上のお姉ちゃん 藤夜叉姫(通称 ナコ)は、
ここに飛び上がる事は もう出来ません。
でも彼女は、扉を開ける技を知ってしまった
17年猫だから、
その方が好都合です。
ちょっとした段差でもつまずく、『おまえ 本当に猫なの?』って位、
どんくさいお姉ちゃんですから、
おばあちゃんになった今でもハラハラ ドキドキなのです。
そして
釣瓶落としの夜が更けて、
お刺身の分け前と、カリカリを頂いた姫達と、
二人のほろ酔いは、
炬燵に潜り込んで、
うたた寝大魔王と化すのでした。